♪ラララン、ランドセルは、テテテン、天使の羽〜 で有名なセイバンのランドセル「天使の羽(天使のはね)」。ランドセルカバーも工夫してみましょう。
♪ラララン、ランドセルは、テテテン、天使の羽〜 で有名なセイバンのランドセル「天使の羽」とはいったい何なのだろうか。それは、小学生がランドセルを背負ったときに、肩や背中への負担を極力軽減しようと設計されたものである。なぜそのようなことができるのかというと、肩ひものに「天使の羽」と呼ばれる硬質素材を用いることによって、肩ひもが上へ向かって垂直に持ち上がるためだ。従来のランドセルでは肩ひもが曲がっていた。そのため、ランドセルが背中から後方へ離れ、肩前面に付加が集中し「重い」という印象を与えていたという。それが、天使の羽によって背中にぴったりとくっつき、負荷を肩、腰、背中へと均等に分散できるようになったことから、軽く感じるようになるのだそうだ。 また、背中にぴたりとくっつくために、よい姿勢を保つことができるらしい。そもそも小学生というのはそんなに重い荷物をもって学校に通っているのだろうか。私が小学校の頃は、教科書などは学校の机の中に置きっぱなしにしていた。宿題がある教科は泣く泣く持って帰っていたが……。とはいえ、姿勢がよくなるというのは実に羨ましい。ただ、ランドセルを背負うことによって姿勢がよくなっても、家に帰って長時間勉強したり、だらしない姿勢でゲームにばかり興じていると、セイバンの努力も無駄となり、堕天使になってしまうかもしれない。
宣伝効果からなのか、やたらと「天使の羽」ばかりがクローズアップされているが、「天使の羽」以外にもたくさんの姉妹品というか、オプションがある。その名も「せみね」。このネーミングでは、私のように古い世代だと、すぐに放送禁止用語を思い浮かべてしまう。放送禁止だから、絶対に書くことはできないので、答えは皆さんのご想像にお任せする……。せっかく「天使の羽」という名前をつけたのだから、こちらもなんとかならなかったのかと残念でならない。そんな名前の「せみね」だが、機能は素晴らしい。1年生〜6年生まで、背の高い子も低い子も、座高が高い子も低い子も、すべての子どもの背中にもナイスフィーリングをもたらすよう設計された、「画期的」背中パットなのだそうだ。なお、この「せみね」は「天使の羽」の最高級品なのである。その証拠に、肩ひもが体にジャストフィットするよう考案された「ひねピタ」「3D肩ベルト」「ラクパット」、開閉部分のロックには軽量化と耐久性を兼ね備えた「ジュラロック」などの機能が装備されている。お値段も最上位モデルともなると58,000円はする。そんな値段や機能はともかく、名前の統一性のほうにばかり気をとられてしまうのは、大人の嫌な面なのだろうか。
テレビでみるランドセルのCMといえば、「天使の羽」しか見当たらないが、そのほかのメーカーはどうしているのだろうか。「ララちゃんランドセルシリーズ」で有名な「羅羅屋」さんは、激しい運動でもランドセルがフィットするよう、左右にバネのように動く新開発のセカン(肩ベルトの取り付け金具)をとりつけたり、髪の毛がはさまりにくい「NEWフィットメカ」やチタンの使用、さらには、背当て部分に天然抗菌防臭剤キトサンを使用するなどして差別化を図っているようだ。「ニティランドセル」さんは、注文を受けてから手作りしていることをアピール。手作りでしか作れない、肩にぴったりくる肩ひもや、体の動きに合わせて肩ベルトがスムーズに動くセカン、背あてには圧によって形状を変形させるNASA開発の新素材を使用するなどしている。「ふわりぃランドセル」の「協和」さんは、肩ひもの付け根が立ち上がるように開発された「ぴたんこラクティ」や、やわらかいクッションを用いた「ふわりんこショルダー」で肩への負担を軽減している(どこかの機能と一緒だ!)。同社はさらにGPS機能を搭載したランドセルを販売するなど、安全対策にも力を注いでいる。「山本鞄工房」さんのランドセルも手作りを前面に打ち出したメーカーだ。事実、「全国かばん技術創作コンクール2007」の「学習型ランドセル」の部門で日本商工会議所会頭賞を受賞している。他社と同様、左右にスライドするセカンや、肩ベルトにはソフト牛皮を使用して丈夫さと負担軽減を実現するなどのこだわりが見られる。今回は書ききれなかったが、このほかにも数多くのメーカーがある。彼らはみな、小学生の負担を少しでも軽くしてあげたい、楽しく元気に学校へ通ってもらいたいという愛情をもってランドセル制作に励んでいらっしゃるようだ。そんなふうな思いで作ってくれたと知っていたら、あんなに雑に扱わなかったのになあ。「大人はわかってくれない」というが、子どもだってわかってないのだ。メゾピアノのランドセルやミキハウスのランドセルもかわいいです。